2013.11.10田園の中でのリフォーム工事
10月中旬から永平寺で新しいリフォーム工事が始まりました。65年ぐらい経った住宅のリフォーム工事です。始まりは12年11月のリフォーム相談からでした、本宅の耐震補強と改造の計画をされていました。改造の計画をしていく中で、迷いが色々と出てきました。 耐震工事の補助金も魅力ですが工事全体のに掛かる金額が大きくなり、間取りも十分にはならない事が分かってきました。又、この家を建てた祖父が改造にあまり乗り気ではありませんでした、 幸い廊下続きの納屋兼用の離れ屋がありましたのでそれを切り離しをして増改築する計画に進んでいきました。
離れの方は昭和50年代に建てられた新しい建物で構造もしっかりとしていました。
現在は廊下部分と外壁を解体している所です。
つづく
これからは新築工事と同じような工程をたどっていきます。既設の建物を基準にして増築部分の丁張を出して地盤改良工事に入ります。
地質調査の結果1.0M下に支持層になる砂礫層があります。そこまでの1.0Mまでを表層改良します。
会社の工場では構造材の加工作業(木造りが始まります、ほぼ100%(土台は木曾ヒノキ)県産材の杉の木で作っていきます。
つづく
新しい年に成って現場もどんどん進んでまいりました。
新しい建物の土台を敷設することにより、古い建物との位置関係が確定します。
既設の建物の傾きや、高さがミリ単位で確定できます。
それを基に、柱や梁の長さを最終的に決めて加工します。
そしていよいよ建前の日がやってきました。
奥越の輝くような山々に囲まれて、抜けるような青空の中で作業は進みました。
お施主様の願いが通じたのでしょうか、例年なら雪に埋もれている真冬なのに、薄っすらとした雪しかありません。
4日ぐらいで建前は終わり、瓦葺き作業に入っていきます。
つづく