2013.11.07池田の家 新築工事物語
- 【オヤジの生き様】
池田の家 新築工事物語の始まりは 平成11年11月に福井で開催しました完成内覧会に見学に来られた時から始まりました。お客様のお家を訪ねると、美しい山々に囲まれた山村で、まるで画に描いたような農家造りの佇まいでした。
タガハウスではプレカットは現在の所採用していません、
それには理由があります。
第一の理由は大工さんを見習いから育てていく為に建前までの墨付けと加工技術の習得がとても大事だからです。
第二の理由は大きい断面の部材や長い梁や桁を使用するからです。プレカット工場では加工ができません。
まだまだ沢山の理由がありますが、これからも技術を継承する為にも続けていくつもりです。
建前の2か月前に地鎮祭を厳かに執り行いました、写真は鎮め物埋納の儀式です。
地面に存在する邪鬼に宝物を与えて悪さをしない様にお願いをする為です。
引きつ好き地盤改良を行いました、盛り土と元々の畑土までの深さを改良しました。
地盤改良が終わるとタガハウス仕様では必ず砕石を敷き固めます。
最近建てているほとんどの現場で砕石を敷いていません、
とてもゆゆしき事です、
この上に防湿土間シートを敷き鉄筋を編み、基礎コンクリートを構築していきます。
そしていよいよ建前を迎えます。
最初の2枚目の写真にある様に色々な部材を組み上げていきます。
先にも書きましたが。13。0Mぐらいまでは一本の木でつなぐことはしていません。
最近ではこの様な構造を普通にする建築屋さんはほとんど無くなりました。
興味のある方は見学に来てください。いつでも案内を致します。
つづく
暫くブログ投稿から離れていました。
年が変わって池田にも雪が積もってきました。
しかし例年とはかなり少なく10センチ~20センチの積雪です。
おかげさまで天気の良い日は外部の仕事も出来ます。
現在は2階の床貼り、天井下地、壁下地などを進めています。
それを綺麗にまくり新しい玄関の床板に再利用することに成りました。
ケヤキの玄関框も一緒に再使用します。
数十年の歴史を経た材料です。機械のない時代にご先祖が心を砕き渾身の気力で造り出した材料です。大事に受け継ぎたいと思います。
拭き艶が出ていてきれいな色に成っていますがそのまま使用するか、厚さを揃える為に削り仕上げをして使用するか悩んでいます。
出来上がりをブログにアップしますので楽しみにしていてください。
つづく